あなたには絶対に子ども産んでほしい!と懇願された話

私が夫と結婚してすぐの頃。
当時、親しくさせていただいていたグループの方達に結婚祝いの会(夫を紹介する食事会)を開いていただきました。
そのグループの方達は私より10〜20歳以上も年上の人達の集まりで、女性も男性も素敵で尊敬できる大人達ばかりでした。
で、その中の一人の女性に次のような事を言われました。
「私は子どもを授かれなかったけどすっごく後悔してるの。あなたには絶対に子どもを産んでほしい!!」って・・・。
当時の私は子どもを産む気満々でしたし、すぐに子を授かるだろうと勝手に思い込んでいたので(次会うときには妊娠の報告が出来ればいいなぁ…。)なんて考えながら「はい!!(^^)」と元気よく返事したんですよね。
ところが・・・
待てど暮らせど赤ちゃんはやってこない・・・。
その女性&グループの方々からの赤ちゃんを産んでほしい!という善意のプレッシャーが重圧となり、次第に私はそのグループからフェイドアウトすることになりました。
その女性は私にプレッシャーを与えるつもりは全くなかったと思います。
純粋に自分の気持ちを伝えただけだったでしょう。
私も当時は素直にそのメッセージを受け取っていましたしね。
でも、子どもが授かっていない現在となっては、あの言葉がとんでもない重みとなって私にのしかかっています。
また、あの人達にお会いしたいなぁって気持ちはあるのだけど、やっぱり会えないよなぁ・・・って思ってしまっています。
みんなの期待に応えたかったけど、2年以上たってもそれに応えられていない自分をみじめに感じてしまうことを恐れているからだと思います。
そんなわけで、私が子どもを産む事を期待してくれている人達と会う事を自然と避け続けている私がいます。
会ったらきっと「子どもは?」って聞かれてしまうだろうから…。
普通に笑顔で「いません(^^)」って答えてその話を終わりにできれば問題ないんだけどね。
でも、きっとそれだけじゃ話は終わらないからね。たぶん。
自分の意志や努力ではどうしようもない領域のことにズカズカと他人に踏み込まれてくることが怖い。
たとえ、それが善意であっても・・・。
そんな自分の事を弱っちいなぁ〜。って思うけど無理してもいいことないので、もう少し強くなれるまではヒキコモリ生活を続けていこうと思っています。